連載 看護学教育研究実践への提言・5
看護学生に関する研究動向と今後の課題
小林 小百合
1
,
安斎 由貴子
2
1神奈川県立衛生短期大学
2宮城県企画部県立大学設置準備室
pp.630-634
発行日 1994年8月25日
Published Date 1994/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900905
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はじめに
「看護学教育研究実践への提言」として,我が国の過去5年間の看護学教育研究の動向と今後の課題について連載が進められてきた.以後は,これまでの総論を受けて,看護学教育研究の研究内容の視点から,我が国の看護学教育研究の動向と今後の課題について論じていく1).
本研究で用いる研究内容の分類(表1)は「米国の博士論文にみる看護学教育研究の現況」2)において,Dissertation Abstracts Internationalから検索した看護学教育研究の研究内容を帰納的に分類したものである.我が国においては,近年,看護系の大学化が急速に進み,看護学教育や看護学教育研究に関して充実していくことが期待される.そのために,この分類に基づく我が国の看護学教育研究の研究内容の実態は,有効な資料を提供すると考える.
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