焦点 臨床看護に関する研究の動向と今後の課題(Ⅱ)—20世紀から21世紀へ向けて
看護管理学に関する研究の動向と今後の課題
金井Pak 雅子
1
1東京女子医科大学看護学部看護管理学
pp.291-298
発行日 2000年8月15日
Published Date 2000/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1681900565
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はじめに
看護研究の究極的ゴールは,看護実践をしっかりと支える知識を開発することにある。科学または学問,つまり「学」としての確立は,標榜する分野・領域での専門知識母体が存在し,さらにそれをより拡充するべく,たゆまぬ開発がされていることが必須条件となる。この前提をふまえ,看護管理学における研究とは,何を目指し,何を追求していくことなのであろうか。本論文では,これまでの国内外の看護管理の研究の歴史的概観を振り返るとともに,研究の本質を追求するにあたり看護管理学としての知識の母体となる概念モデルについて解説し,21世紀を迎えるにあたり看護管理学としての研究課題について探求する。
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