授業研究
看護学教育における教授過程―看護学教育の目標と看護教授法
津留 英子
1
1福岡教育大学大学院
pp.365-369
発行日 1990年6月25日
Published Date 1990/6/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663900061
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はじめに
社会の変化に対応できる看護婦の育成を目指して,カリキュラムの改正が20数年ぶりに実施された.看護をめぐる環境の大きな変化に,遅ればせながら看護学教育はやっと動き始めたといえよう.改正内容は一部にとどまったが,教育の自由性の方向を取り入れたものとして評価される.これまでにも,各学校は効果的な教育プログラムの実施に絶えず努力してきた.
しかし,今後はこの改正を受けて,カリキュラム設計,教授法の開発,講義・演習・実習の教育体系の評価がさらに問われることになる.看護教育者に求められる役割は拡大すると孝えられる.
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