看護教育の方法と課題 教育現場での悩みを解決するために・5
教授目標の記述
沼野 一男
1
1玉川大学
pp.711-716
発行日 1984年11月25日
Published Date 1984/11/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663908026
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授業設計のskill
前回は,教授工学の立場からは教師に授業設計について新しいskillが要求されることを述べた.しかし,紙数の関係でそれがどういうskillであるかを書くことができなかった.今回は,まずそのことを説明しよう.教師は授業のなかで極めて多様な活動をしているが,それを一般的な教授活動のモデルとして書けば図のようになる.
教師の教授活動は,教授目標の設定から始まる.前回でも述べたように,教授活動は常に目標を持った活動である.その目標は法的に決められている場合もあるが,少なくとも具体的な授業の目標を設定するのは教師である.
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