特集 子供のリハビリテーション
Ⅴ.子供のリハビリテーション・メモ
Wilson病
岩本 弘子
1
1神奈川県立こども医療センター神経内科
pp.790-791
発行日 1987年9月10日
Published Date 1987/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552106613
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Wilson病は,常染色体劣性遺伝を示す銅代謝異常症で,肝・脳・角膜・腎などに銅が沈着し,肝硬変,錐体外路症状,Kayser-Fleischer角膜輪を三主徴とする.多くは,小児期に発症し進行性の経過をとり,治療が行われなければ死の転帰をとる.血清セルロプラスミン低値が発見されて以来早期診断への道が開かれ,D-penicillamin等による早期治療により良好な予後が期待されるようになった.
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