連載 狙われる病院 暴力・不当要求への対応・5
金銭目的型クレーマーへの対応
樫山 憲法
1
1徳島県警察本部刑事部組織犯罪対策課
pp.416-418
発行日 2005年5月1日
Published Date 2005/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541100013
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
今月号では,金銭の授受を目的とするクレーマーに対する具体的な対応法について紹介する.
相手の確認
いきなり,「こら,わしがどのような仕事をしているかわかるだろう」と大声を出して凄まれると相手が暴力団員らしいということで気が動転してしまい,どこの誰かを確認せずに対応してしまうケースがある.しかし,初対面の段階で,「理事長・院長に報告する必要がありますから」などと告げて,相手の住所,氏名,所属団体,人相,服装などの確認をすることが必要である.
Copyright © 2005, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.