特集 外来でできる運動処方 最新ガイド
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近本 洋介
pp.138-141
発行日 1998年2月15日
Published Date 1998/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414902377
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Q1 運動処方の成否は,結局のところ患者本人のやる気次第なので,どんなに医師がアドバイスしてもむだではないでしょうか.
A 確かに最終的決定を下すのは本人である.医師が患者の意志に反して無理やり運動を強制することはできない.しかし,行動科学的研究によると,健康行動に関係する意志決定には,様々な心理社会的要因が関連している.医師が果たせる役割は患者の「コーチ」のようなものなので,患者の自発的行動変容をサポートするように心掛けたい.(近本洋介→本号p96)
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