特集 医師と法律 トラブル防止の心得と対策
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pp.421
発行日 2007年5月15日
Published Date 2007/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414100943
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Q1 医療裁判の「鑑定人」や「協力医」は何をするのですか?
A1 鑑定人は,裁判所から選任され,裁判所から求められる鑑定事項について,専門的な医学的知識に基づく意見を述べる.意見を述べる方法は,「鑑定書」という書面によることもあれば,法廷で鑑定人尋問を受けて口頭で意見を述べる場合もある.また,鑑定人が1名だけ選任されて1名で行う場合もあれば,複数名が選任されて複数鑑定を行う場合もある.
協力医は,当事者(患者側または医療側)から依頼を受けて,当事者に医学的な知識・評価について助言・教示して協力する医師のことである.協力の度合いはさまざまであり,裁判外で匿名で口頭意見を述べるだけのこともあれば,裁判所に意見書を提出したり,原告側または被告側証人として法廷で証言をする場合もある.(松井菜採→p400)
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