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あとがき
山本 卓明
pp.306
発行日 2020年3月25日
Published Date 2020/3/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408201630
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「Every good-bye is so sad...」英国がEUを離脱する1月31日,EU本部で英国人女性スタッフが,一緒に働いてきたEU諸国のスタッフと涙ながらに別れを惜しんでいる様子が,TVで放映されていました.あれほどまで時間をかけ,自らの意思で離脱を決め,ロンドン市内は,あたかも新年を迎えるカウントダウンさながらの雰囲気の中,やはり,別れは辛いものであることを感じさせられました.
本号の出版される3月は,異動の季節,別れと出会いの季節です.教授職に就いて4年,一貫して送り出す立場です.昨年4月には,やや頼りない感もあった後期研修の先生達が,今やとてもたくましく,頼りになる存在です.そして,3月末を待ちかねたかのように喜々として(?)新天地へと旅立っていく様子をみると,大学病院での研修ゆえとは理解していても,取り残されたような寂しい感覚になります.
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