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あとがき
山本 卓明
pp.764
発行日 2019年7月25日
Published Date 2019/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408201429
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あとがき
「17時を過ぎたので,早く仕事を終わらせて帰りなさい」「残業時間は月40時間まで.仕事量が多くて困っているときは,遠慮なく教官に申し出るように」「有給休暇を取るように」.ここ最近,病棟の研修医のみならず教官に対しても,これらのことを頻繁に周知しています.医療現場に「働き方改革」という概念が適用され,私のような古い(?)世代の医師には,これまでに経験したことのない劇的な行動・思考様式の変化が求められています.
「21,22時までの仕事なんてよくあること」「昼は臨床,夜から研究」「教授室の電気が消えるまでは帰ら(れ?)ない」などの言い伝えは,約30年前に医師になった私は,ほぼ無意識に受け入れてきたように思いますが,令和の始まりとともに,もはや非常識な考え方になりつつあります.
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