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あとがき
炭山 嘉伸
pp.152
発行日 2008年1月20日
Published Date 2008/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407102022
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この原稿を書いているのは10月30日で,間もなく11月の声を聞く時期である.本日の気温は一昨日,昨日と同じで24℃を超えている.例年ならば山は紅葉のシーズンのはずが,いまだその便りがない.
日本の美しい四季は,けじめのない四季へと変化してしまった感がある.2007年の夏は異常に暑く,日本全国で熱中症が多発した.熱中症によって救急車で運ばれた患者数は全国で3,000人を超え,70人以上の死者が出ている.また,各地では観測史上例のない最高気温を記録し,記録的な大雨による洪水の被害もいたる所で発生した.これらはすべて地球温暖化の一現象であろう.
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