特集 腎疾患—エキスパートへの質問で学ぶ診療のキホンと最新情報
腫瘍・血液疾患とその周辺疾患と腎臓
骨髄腫関連の腎障害やMGRSの診断と最新の治療を教えてください
水野 真一
1
1JCHO仙台病院腎臓疾患臨床研究センター
キーワード:
多発性骨髄腫
,
M蛋白
,
MGRS
,
monoclonal gammopathy of renal significance
,
MGUS
,
monoclonal gammopathy of undetermined significance
Keyword:
多発性骨髄腫
,
M蛋白
,
MGRS
,
monoclonal gammopathy of renal significance
,
MGUS
,
monoclonal gammopathy of undetermined significance
pp.1605-1609
発行日 2021年9月10日
Published Date 2021/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402227813
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Point
◎多発性骨髄腫の診断にはCRAB症状が重要であり,血清遊離軽鎖検査もM蛋白のスクリーニング検査として優れている.
◎腎不全でもほぼすべての骨髄腫の新規薬は使用可能であり,ダラツムマブを併用した治療が期待されている.
◎MGRS(monoclonal gammopathy of renal significance)の診断には腎生検は必須であり,M蛋白を産生している細胞をターゲットにした化学療法が推奨される.
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