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特集 MGRS―血液内科との連携
【診断と治療】
多発性骨髄腫:前段階と類縁疾患
Multiple myeloma, premalignant conditions, and related diseases
佐藤 広太
1
,
鈴木 憲史
2
SATO Kota
1
,
SUZUKI Kenshi
2
1日本赤十字社医療センター 血液内科
2日本赤十字社医療センター 骨髄腫アミロイドーシスセンター
キーワード:
多発性骨髄腫
,
MGUS
,
MGRS
,
ALアミロイドーシス
Keyword:
多発性骨髄腫
,
MGUS
,
MGRS
,
ALアミロイドーシス
pp.417-424
発行日 2022年2月25日
Published Date 2022/2/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000000079
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はじめに
多発性骨髄腫(multiple myeloma:MM)は,Bリンパ球が分化した形質細胞が腫瘍化する,難治性の造血器悪性疾患である。骨髄腫細胞が産生する血清または尿中の単クローン性(monoclonal)免疫グロブリン(M蛋白)を特徴とし,骨病変,高カルシウム血症,貧血,腎障害を主体として,さまざまな臨床症状を呈する。
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