特集 腎臓病診療の“イマ”を日本のトップランナーに聞いてみた
各論 特定の腎疾患とその治療
骨髄腫関連の腎障害について教えてください
下河 舞子
1
,
鈴木 智
1
1亀田総合病院腎臓高血圧内科
キーワード:
多発性骨髄腫
,
MM
,
M蛋白
,
MGRS
,
腎生検
,
単クローン性免疫グロブリン
Keyword:
多発性骨髄腫
,
MM
,
M蛋白
,
MGRS
,
腎生検
,
単クローン性免疫グロブリン
pp.102-108
発行日 2026年1月10日
Published Date 2026/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.002576990630010102
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Point
◎多発性骨髄腫(MM)に伴う腎障害は診断時に多数認められ,その代表は円柱腎症(CN)である.
◎病態の基礎となるB細胞クローン,もしくは形質細胞クローンが,腫瘍合併症を伴わず,治療対象となる血液学的基準を満たさない単クローン性免疫グロブリンによる腎障害をmonoclonal gammopathy of renal significance(MGRS)と呼ぶ.
◎MGRSは腎臓の多様な部分に障害を及ぼし,また腎臓以外の臓器障害を伴うこともある.
◎原疾患のはっきりしない腎臓病,進行の速い腎機能障害,1.5g以上の尿蛋白があれば,積極的にM蛋白を評価し,専門医につなげることが重要である.

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