Japanese
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特集 腎疾患の診断と治療 最前線
III.各論2:全身性疾患に伴う腎障害(診断と治療)
8.MGRS,多発性骨髄腫による腎臓病
Monoclonal gammopathy of renal significance and kidney disease associated with multiple myeloma
鈴木 智
1
Suzuki Tomo
1
1亀田総合病院腎臓高血圧内科
キーワード:
MGRS
,
多発性骨髄腫
,
円柱腎症
,
free light chain
Keyword:
MGRS
,
多発性骨髄腫
,
円柱腎症
,
free light chain
pp.199-204
発行日 2024年12月15日
Published Date 2024/12/15
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000001599
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1 はじめに
多発性骨髄腫(multiple myeloma:MM)に伴う腎障害の代表例は円柱腎症(cast nephropathy:CN)であり,骨髄腫腎と呼ばれてきた。しかし,M蛋白関連腎臓病はCN以外に多彩にあり,また多発性骨髄腫の診断を満たさないMGUS(monoclonal gammopathy of undetermined significance)によるM蛋白関連腎臓病があるため,2012年MGRS(monoclonal gammopathy of renal significance)が提唱された1)。MGRSの定義は,① モノクローナル免疫グロブリンに関連する腎病変がある,② 基礎となるB細胞クローンもしくは形質細胞クローンが腫瘍合併症を伴わず,特定の治療対象となる血液学的基準を満たさない,この2つを満たすことである2)。MGRSの概念が登場後,M蛋白関連腎臓病(MMによる腎障害を含む)に注目が集まってきた。

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