特集 誰も教えてくれなかった—慢性便秘の診かた
ケース別対応
がん患者などの医療用麻薬(オピオイド)による便秘
有賀 悦子
1
1帝京大学医学部緩和医療学講座
pp.1404-1409
発行日 2016年8月10日
Published Date 2016/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402224329
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ポイント
●がん患者がオピオイドを必要とする率は高く,その最も多い副作用は便秘である.
●オピオイドを開始する時は同時に下剤を併用し,軟便化と大腸刺激性下剤の組み合わせを基本とする.
●オピオイド開始後1週間以降の悪心は便秘の鑑別を要するが,腹部膨満の訴えの有無は目安にならない.
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