特集 誰も教えてくれなかった—慢性便秘の診かた
ケース別対応
難治性便秘の外科的治療
河原 秀次郎
1
1東京慈恵会医科大学附属柏病院外科
pp.1400-1403
発行日 2016年8月10日
Published Date 2016/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402224328
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ポイント
●内科的治療が限界に達した輸送遅延型の弛緩性便秘症が,外科的治療の良い適応である.
●弛緩性便秘症に対しては,結腸全摘術+回腸直腸吻合術が標準術式であり,バイパス手術の長期的な臨床効果は低い.
●手術療法だけでは十分な効果が得られない症例があり,術後外来での精神的サポートが重要である.
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