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編集後記
長野 敏宏
pp.696
発行日 2026年7月15日
Published Date 2026/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091513540600070696
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本号は,2040年は作業療法士にとってどのような意味があるのか,あらためて考えさせられる一冊となった.そもそも,高齢者の「数の多さ」を中心に据えて取り組んできた「2025年問題」とは根底から異なる「2040年問題」.日本全体の縮小の加速とそれに伴う社会保障制度変革の必要性を強く示している.財源や担い手の不足,社会保障の質といった多岐にわたる難題に,それぞれが置かれた立場で取り組み続けていかなければならない.
筆者は,地方で都市部に比べて一足先に,諸課題に前向きに取り組む機会を得てきた.そこで実感しているのは,ダウンサイジング,財源不足,担い手不足等の中で行う支援体制の見直しは,決して悪いことではないということだ.右肩上がりの状況で生じた多くの課題を,一つひとつ丁寧に見直す機会になった.特に,担い手一人ひとりがいかに大切かということに対する気づきは,自身にも驚くほど大きな変化をもたらしたと感じている.もちろん,担い手だけの話ではない.地域のあらゆる方が大切で,必要であることへの実感もより深くなっている.

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