--------------------
編集後記
山本 伸一
pp.114
発行日 2026年1月15日
Published Date 2026/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091513540600010114
- フリーアクセス
- 文献概要
- 1ページ目
新しい年を迎える.2026年は,地域医療構想の実現に向けた動きが本格化し,医療・介護の提供体制が新たな段階へと進む節目の年となるだろう.人口減少と高齢化が進む中で,限られた資源を有効に活用し,地域ごとの最適な医療・リハビリテーション体制を構築しなくてはならない.その鍵を握るのが,生活に根ざした作業療法の視点だと思う.病院から在宅,そして地域へとつながる支援の連続性を保ち,住民一人ひとりの「暮らしの再構築」を支える私たち作業療法士の専門性が,あらためて問われている.
2026年の春には,診療報酬改定.今回,地域包括ケアの深化や入退院支援の強化,在宅領域の強化等が焦点となり,医療・介護を跨ぐ連携の質が一層重視されるのではないか.急性期から生活期まで切れ目なく支援する仕組みの中で,作業療法が果たす役割が拡大していることは間違いない.単なる機能回復だけでなく,「生活行為の再獲得」や「社会参加支援」等,今こそ再確認しなければならない時期だといえる.

Copyright © 2026, MIWA-SHOTEN Ltd., All rights reserved.

