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連載 栄養支援に活かす! 行動医学・メンタルヘルス実践アプローチ⑮
患者さんとの対話に困ったとき
-背景理解からはじめるコミュニケーションの工夫
野崎 剛弘
1
Takehiro Nozaki
1
1中村学園大学大学院 栄養科学研究科
pp.335-341
発行日 2026年9月1日
Published Date 2026/9/1
DOI https://doi.org/10.32118/cn149030335
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はじめに
日々の栄養指導において,「何度説明しても行動が変わらない」,「患者さんがこちらの話を聞いてくれない」,「信頼関係がなかなか築けない」と感じたり,「どうせ変わらないだろう」と,つい形式的な対応になってしまうことも少なくないのではないでしょうか.
こうした場面では,つい「この患者さんはやる気がない」,「指導が入りにくい」と考えてしまいがちです.しかし実際には,患者さんの反応の背景には,その人なりの心理状態,過去の経験,生活習慣,価値観など,さまざまな要因が存在しています.
これまで本連載では,認知行動療法,マインドフル・イーティング,オベシティ・スティグマ,GLP-1受容体作動薬(GLP-1RA)時代の支援,ACT(acceptance and commitment therapy)などについて紹介してきました.一貫してお伝えしてきたことは,「食行動は単なる知識の問題ではなく,心理社会的背景を踏まえて理解する必要がある」ということです.
今回は最終回として,患者さんとの対話がむずかしい場面で,管理栄養士がどのような視点をもち,どのようにコミュニケーションを工夫すればよいのかを考えてみたいと思います.

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