連載 栄養支援に活かす! 行動医学・メンタルヘルス実践アプローチ⑦
ケーススタディから学ぶ 行動変容技法⑥ マインドフル・イーティング
-「いま,ここにある」食の気づき
野崎 剛弘
1
Takehiro Nozaki
1
1中村学園大学大学院 栄養科学研究科
pp.97-106
発行日 2026年1月1日
Published Date 2026/1/1
DOI https://doi.org/10.32118/cn148010097
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はじめに
「気づいたら食べ過ぎていた」,「つい間食してしまった」.こうした経験は,多くの人にとって日常的です.私たちは,テレビを見ながら,スマートフォンを操作しながら食べるといった“ながら食べ”,あるいは仕事の合間に何となくお菓子を口にするといった“無意識食い”のような,“心ここにあらず”の食べ方をしていることが少なくありません.これは,マインドレス・イーティング(mindless eating)と呼ばれ,肥満や血糖コントロール不良,摂食症の一因ともなります.これに対し,食事に意識を向け,五感を通して「いま,この瞬間」を感じながら食べる方法が,マインドフル・イーティング(mindful eating)です.本稿では,その理論と実践法を,最新の知見を交えて紹介します.

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