Japanese
English
診療指針
脳出血後のリハビリテーション
Rehabilitafion of the Cerebral Hemorrhage.
相沢 豊三
1
Toyozo Aizawa
1
1慶応大学医学部内科
1Dept. of Internal Medicine, School of Medicine.
pp.665-671
発行日 1963年9月15日
Published Date 1963/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404201246
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I.まえがき
リハビリテーションとは復権,復職,名誉回復等の意味を持つ言葉であるが,医学の分野では更生指導あるいは回復訓練指導といわれるもので,現在ではリハビリテーションとそのまま用いられている。すなわち傷つき能力を失つた人に肉体的・精神的・社会的さらに職業的な面でその人にとつて最大限の能力を回復させ,めぐまれない身体の中に残された能力を最大限に発揮させて健康者にもつとも近い生活と仕事をあたえることにあり,いわば病床と職場とを結ぶかけ橋ともいうべき分野である。不具・廃疾者は本人が決して好んでなつたものでないが,卒直にいつて国家にとつてはマイナスであり,これをプラスの人に変えられれば大変な利益になる。たとえプラスにはなり得なくともマイナスの度合が少なくなれば,そして家人の手をわずらわす度合が少なくなれば,それだけ病人のためにさかれていた健康者の力を有益な他の面に転用することが出来るわけである。これには,とにかく個人の身体的,心理的,社会的,職業的の再適応を達成するため医学者medi—cal doctor,理学療法士physical therapist,言語療法士speech therapist,心理学者psycho—logist,職能療法士occupational therapist,社会問題相談士social case worker等,いろいろな専問家の総合的な実践によつておしすすめられることが理想である。

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