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文献抄録
気管支癌—Frenel, H. & Schulz, C. -H.:Dtsch.med. Wschr.86(34):1600〜1606,Aug.25,1961./胸部手術危険度判定—Mittman, C.:Am. Rev. Resp, Dis.84(2):197〜207, Aug.1961
Zur Klinik des Bronchialkarzinoms./Assessment of operative risk in thoracic surgery.
pp.661,671
発行日 1963年9月15日
Published Date 1963/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404201245
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Hamburg大内科の成績。男:女は5.8:1。1939年の肺癌は全癌の7%,1956年以後はつねに19%以上。61〜65才に最も多く,56〜60才,51〜55才に次ぐ。45才以前はわずか13%。608例の症状はセキ(78%),タン(63%)がまず早期の主徴で,体重減少(46%),呼吸困難(42%),疼痛(40%),血タン(32%),作業不能(31%),発熱(22%),食思消失・感冒様感染・嗄声・異物感なども訴えるが,全く愁訴を欠く6%があつた。患者自覚は平均2, 6個月,医を乞うのは6.2カ月。非喫煙者わずか4名のみ。肺癌は男5〜15%,女30〜40%で,おそらく喫煙に関係なく,扁平上皮癌・未分化癌・小細胞癌は喫煙と関係があろう。入院時赤沈正常16%。赤沈は予後と関係がなかつた。レ線で最も多いのは腫瘍を思わせる境界鮮明の多くは銭型陰影(37%)であつたが,浸潤像(22%),無気肺(14%),肺門部陰影(13%)も稀でなく,また肋膜滲出,全く特徴のない陰影ということもあり,レ線全くOBというものもあつた。右54%左45%何れも上葉に圧倒的に多いが肺底部も少くない。
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