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特集 第8回神経化学懇話会
一般演題および討論
脳脂質に関する研究—第1報:ニワトリの脳の成熟過程における脂質および脂酸の推移
Changes of Lipid and its Fatty Acid Compositions in the Developing Brain of Chick Embryo
相沢 豊三
1
,
長谷川 恒雄
1
,
加藤 正弘
1
,
立沢 寧
1
,
中沢 恒幸
2
,
原 洋二
2
,
猪股 丈二
2
Toyozo Aizawa
1
,
Tsuneo Hasegawa
1
,
Masahiro Kato
1
,
Yasushi Tatsuzawa
1
,
Tsuneyuki Nakazawa
2
,
Yoji Hara
2
,
Joji Inomata
2
1慶応大学医学部相沢内科
2慶応大学医学部神経科
1Dept. of the Second Internal Med., School of Med. Keio Univ.
2Dept. of Neuropsychiat., School of Med., Keio Univ.
pp.267-274
発行日 1966年7月15日
Published Date 1966/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1431904293
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I.はじめに
脂質は,脳の乾燥重量の50%以上を占めるといわれ,神経化学研究の重要な部門であるが,これまで,わが国においては,あまり研究は盛んではなかつた。
正常成熟脳では脂質は,その大部分は,それほど活発には代謝されないとされているが,その脂酸部分は,かなり早く代謝されているようである。
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