Japanese
English
方法と装置
われわれの肝循環測定法—誘発性低酸素血の内臓酸素消費量に及ぼす影響を中心として
A Method for Measurement of Hepatic Ciculation
原 亨
1
,
大林 明
1
,
高須 輝也
1
,
池田 厚遵
1
,
末光 績
1
Kyo Hara
1
,
A. Oobayashi
1
,
T. Takasu
1
,
A. Ikeda
1
,
S. Suemitsu
1
1大阪医科大学原内科
1Dept. of Internal Medicine, Osaka Medical College
pp.673-678
発行日 1963年9月15日
Published Date 1963/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404201247
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I.まえがき
われわれは茲約10年来静脈カテーテル法によつてヒトについて,臓器の循環とこれに直接関係する代謝を検討して来た。そして研究方法としては安静時の臓器循環代謝を検査したあと直ちに同一人について低O2負荷を行つて,安静時との比較をして来た。
この主旨は第一には,低O2負荷に対しては臓器血管の反応が顕著であるので,諸病態による血管並に代謝の反応能力の差異を検査するのに適した条件であろうと思われること,第二には呼吸不全や心不全に際しては低O2血症が重要な病態生理学的所見であることにある。
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