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特集 文化と健康生態・1
健康:ヒトと生態系と
鈴木 継美
1
1東京大学
pp.637-639
発行日 2002年9月15日
Published Date 2002/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1401902805
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はじめに
はじめに余談からというのはいささか気が引けるのだが,本稿のタイトルにかかわるので読者にご勘弁願うことにしよう.編集部からの依頼は“ヒューマン・エコロジーとヘルス”について書けというものであった.
なぜ“人類生態学と健康”でないのだろう? 編者が人間生態学と人類生態学のデリケートな相違点,すなわちどちらの言葉を使うにしてもヒューマン・エコロジーとしての共通の目標を持っているのであるが,前者はどちらかというとやや人文・社会的立場に重点があり,後者は生物学的視点からのアプローチに寄りかかるという違いに配慮されたのかと勘ぐったのである.この日本語の用法に反映しているデリケートな違いは,異なる専門分野を出自とし,現時点で自分はHuman ecologistであると考えている学者たちの集まる国際舞台において,一応は国際共通語である英語で議論しているときにも,時に強烈に,時にうっすらと感じられる.

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