特集 知っておきたい小児炎症性腸疾患(IBD)
Ⅵ.トピックス
超早期発症型IBD(VEO-IBD)と遺伝子解析
南部 隆亮
1
1埼玉県立小児医療センター消化器・肝臓科
キーワード:
VEO-IBD
,
monogenic IBD
Keyword:
VEO-IBD
,
monogenic IBD
pp.457-461
発行日 2023年4月1日
Published Date 2023/4/1
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000000122
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
SUMMARY
▷VEO-IBDの遺伝子解析は,患者の診断・治療のみならず,難治例の解決やIBDの病態解明のためにも重要である.
▷臨床的には,“2歳未満発症例”,“6歳未満発症であれば家族歴,易感染性を示す病歴あるいは腸管外症状を有する症例” で遺伝子解析を考慮する.
▷遺伝子解析結果の解釈には,検出されたバリアントと臨床病型・分子学的検査結果との一致(あるいは機能解析)が重要である.
Copyright © 2023, SHINDAN TO CHIRYO SHA,Inc. all rights reserved.