特集 知っておきたい小児炎症性腸疾患(IBD)
V.小児IBDの治療
小児IBDの外科治療
井上 幹大
1
1藤田医科大学小児外科
キーワード:
大腸全摘術
,
回腸囊肛門(管)吻合術
,
狭窄形成術
,
seton法
Keyword:
大腸全摘術
,
回腸囊肛門(管)吻合術
,
狭窄形成術
,
seton法
pp.451-455
発行日 2023年4月1日
Published Date 2023/4/1
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000000121
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SUMMARY
▷内科的治療の進歩により外科治療が必要となる割合は減少傾向にある.
▷内科的治療を引き伸ばして患児のQOLを損なわないよう,適切なタイミングで外科へ相談することが大切である.
▷潰瘍性大腸炎に対する標準術式は大腸全摘,回腸囊肛門(管)吻合術である.
▷クローン病の腸管病変に対しては,将来,短腸症候群にならないための術式選択が重要である.
▷クローン病の肛門病変に対する外科的治療の目的は肛門機能の保持である.
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