特集 知っておきたい小児炎症性腸疾患(IBD)
Ⅵ.トピックス
IBD診療における予防接種
石毛 崇
1
1群馬大学大学院医学系研究科小児科学
キーワード:
ワクチン
,
免疫抑制療法
,
ワクチン予防疾患(vaccine-preventable diseases)
Keyword:
ワクチン
,
免疫抑制療法
,
ワクチン予防疾患(vaccine-preventable diseases)
pp.463-467
発行日 2023年4月1日
Published Date 2023/4/1
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000000123
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SUMMARY
▷IBD患者は経過中に免疫抑制療法を要する頻度が高く,初発時に予防接種歴を確認することが重要である.
▷ワクチン接種歴が明らかな場合には抗体価測定は原則として不要である.
▷病勢がゆるせば,免疫抑制療法の開始前に必要な生ワクチンの接種を行うべきである.
▷不活化ワクチンは免疫抑制療法中でも安全かつ有効に接種が可能である.
▷妊娠中に生物学的製剤を投与されていた母体から出生した児への生ワクチン接種には制限がある.
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