特集 知っておきたい小児炎症性腸疾患(IBD)
Ⅰ.小児IBDの基本
IBDとは
安田 亮輔
1
,
水落 建輝
1
1久留米大学医学部小児科学講座
キーワード:
炎症性腸疾患
,
Crohn病
,
潰瘍性大腸炎
,
VEO-IBD
Keyword:
炎症性腸疾患
,
Crohn病
,
潰瘍性大腸炎
,
VEO-IBD
pp.363-366
発行日 2023年4月1日
Published Date 2023/4/1
DOI https://doi.org/10.34433/pp.0000000104
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SUMMARY
▷炎症性腸疾患(IBD)は腸管の炎症を主体とする慢性・再発性の疾患である.
▷IBDの患者数は成人と同様に小児も増加している.
▷病因は遺伝的素因,食事,環境因子など様々であるが,小児は成人に比べ遺伝的素因の影響が大きい.
▷超早期発症型炎症性腸疾患(VEO-IBD)では遺伝学的検査が重要である.
▷小児IBDではQOLだけでなく成長・発達を考慮した診療が重要である.
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