Japanese
English
特集 糖尿病の個別化食事療法を考える――糖質制限 vs. カロリー制限を超えて
諸外国の食事摂取基準と栄養表示
Dietary reference intakes and nutrition labelling in other countries
石見 佳子
1
,
東泉 裕子
2
,
瀧本 秀美
2
Yoshiko ISHIMI
1
,
Yuko TOUSEN
2
,
Hidemi TAKIMOTO
2
1東京農業大学総合研究所
2国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所
キーワード:
諸外国
,
食事摂取基準
,
生活習慣病予防
,
包装前面栄養表示(FOPNL)
,
栄養プロファイリングモデル
Keyword:
諸外国
,
食事摂取基準
,
生活習慣病予防
,
包装前面栄養表示(FOPNL)
,
栄養プロファイリングモデル
pp.569-574
発行日 2024年8月24日
Published Date 2024/8/24
DOI https://doi.org/10.32118/ayu290080569
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食事摂取基準(dietary reference intakes)は,健康な人々を対象とした食事計画や栄養評価のために用いる栄養素の基準値の総称であり,諸外国ではその国の公衆栄養事情に合わせて策定されている.一般的に,エネルギーについては推定エネルギー必要量が,栄養素については推定平均必要量(EAR),推奨量(RDA),目安量(AI),耐容上限量(UL)が設定される.一方,食品の栄養表示の基準となる栄養参照量は,食事摂取基準の推奨量から算出されることが多く,人々の適切な食品の選択に寄与している.また,最近では包装前面栄養表示(FOPNL)と健康との関連も報告されている.本稿では,諸外国の食事摂取基準と食品の栄養表示,ならびに国の健康施策や人々の健康との関連について解説し,わが国の課題についても考察した.
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