特集 再手術の戦略と実際
先天性横隔膜ヘルニア再発に対する手術アプローチ
合田 陽祐
1
,
内田 広夫
1
,
横田 一樹
1
,
城田 千代栄
1
,
田井中 貴久
1
,
住田 亙
1
,
牧田 智
1
,
里見 美和
1
,
安井 昭洋
1
,
加藤 大幾
1
,
前田 拓也
1
,
石井 宏樹
1
,
太田 和樹
1
,
檜 顕成
1
Yousuke Gohda
1
,
Hiroo Uchida
1
,
Kazuki Yokota
1
,
Chiyoe Shirota
1
,
Takahisa Tainaka
1
,
Wataru Sumida
1
,
Satoshi Makita
1
,
Miwa Satomi
1
,
Akihiro Yasui
1
,
Daiki Kato
1
,
Takuya Maeda
1
,
Hiroki Ishii
1
,
Kazuki Ohta
1
,
Akinari Hinoki
1
1名古屋大学大学院医学系研究科小児外科学
pp.682-685
発行日 2024年7月25日
Published Date 2024/7/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000000877
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はじめに
新生児先天性横隔膜ヘルニア(CDH)は術後2~13%が再発するといわれている1~4)。再発CDHは無症状で経過することがあるが,呼吸器症状や消化器症状を呈することもあり,そのような症例に対しては再修復術が必要となる。CDHに対する術式として経腹的または経胸的アプローチがあり,さらに開腹・開胸または内視鏡による手術といった選択肢があるが,再発CDHに対していずれの方法を選択すべきかコンセンサスが得られていない。当院では,初回修復術は開腹手術を行っている4,5)。再発手術は2015年までは開腹手術を,2016年からは胸腔鏡手術を行っている。
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