特集 先天性胆道拡張症up-to-date
腹腔鏡下先天性胆道拡張症根治術中に膵管損傷した2例
加藤 大幾
1
,
檜 顕成
2
,
城田 千代栄
1
,
住田 亙
1
,
牧田 智
1
,
天野 日出
1
,
岡本 眞宗
1
,
尾形 誠弥
1
,
滝本 愛太朗
1
,
高田 瞬也
1
,
中川 洋一
1
,
合田 陽祐
1
,
内田 広夫
1
Daiki Kato
1
,
Akinari Hinoki
2
,
Chiyoe Shirota
1
,
Wataru Sumida
1
,
Satoshi Makita
1
,
Hizuru Amano
1
,
Masamune Okamoto
1
,
Seiya Ogata
1
,
Aitaro Takimoto
1
,
Shunya Takada
1
,
Yoichi Nakagawa
1
,
Yousuke Gohda
1
,
Hiroo Uchida
1
1名古屋大学大学院医学系研究科小児外科学
2名古屋大学大学院医学系研究科希少性・難治性がん解析研究講座
pp.924-927
発行日 2022年9月25日
Published Date 2022/9/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000000238
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はじめに
先天性胆道拡張症(CBD)は,拡大視により膵内胆管の剝離や肝門部胆管の狭窄解除などを精緻に行うことができ,さらに整容性にも優れた腹腔鏡手術のよい適応と考えられる1,2)。CBD根治術では,膵内遺残胆管のないように総胆管を周囲組織から剝離しなければならない。そのため,腹腔鏡下CBD根治術は低侵襲ではあるものの難易度が高く,膵管損傷というような重篤な合併症に遭遇する場合がある。
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