特集 共有したい術式および手術経験:手術のポイントや工夫
腸管神経節細胞僅少症に対する小腸移植における術式の検討
城崎 浩司
1
,
伊藤 よう子
1
,
前田 悠太郎
1
,
山岸 徳子
1
,
工藤 裕実
1
,
金森 洋樹
1
,
高橋 信博
1
,
加藤 源俊
1
,
山田 洋平
1
,
黒田 達夫
1
Koji Shirosaki
1
,
Yoko Ito
1
,
Yutaro Maeda
1
,
Satoko Yamagishi
1
,
Yumi Kudo
1
,
Hiroki Kanamori
1
,
Nobuhiro Takahashi
1
,
Mototoshi Kato
1
,
Yohei Yamada
1
,
Tatsuo Kuroda
1
1慶應義塾大学医学部外科学教室(小児)
pp.280-284
発行日 2023年3月25日
Published Date 2023/3/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000000387
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はじめに
腸管神経節細胞僅少症(hypoganglionosis:HG)はHirschsprung病類縁疾患の一疾患であり,10年で発症数70例程度の難病である1)。疾患の希少性からエビデンスに基づいた治療法がないものの,重症例には小腸移植が考慮される(表1)1)。当院では過去にHGに対して小腸移植後にストマ閉鎖と点滴離脱を達成したHGの症例を経験している。
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