特集 共有したい術式および手術経験:手術のポイントや工夫
先天性胆道拡張症に対する臍部小切開による胆道外瘻造設術後の二期的根治術
藤村 匠
1,2,3
,
矢内 俊裕
4
,
小林 めぐみ
2
,
早野 恵
2
,
平井 みさ子
5
,
高清水 奈央
6
,
松本 敦
6
,
鈴木 信
2
,
佐々木 章
2
Takumi Fujimura
1,2,3
,
Toshihiro Yanai
4
,
Megumi Kobayashi
2
,
Megumi Hayano
2
,
Misako Hirai
5
,
Nao Takashimizu
6
,
Atsushi Matsumoto
6
,
Makoto Suzuki
2
,
Akira Sasaki
2
1国立病院機構埼玉病院小児外科
2岩手医科大学医学部外科学講座
3慶應義塾大学医学部小児外科
4茨城県立こども病院小児外科・小児泌尿器科
5茨城福祉医療センター小児外科
6岩手医科大学医学部小児科学講座
pp.285-290
発行日 2023年3月25日
Published Date 2023/3/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000000388
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はじめに
先天性胆道拡張症(congenital biliary dilatation:CBD)に対しては右肋骨弓下切開もしくは上腹部横切開による開腹手術が広く行われてきたが,腹腔鏡下CBD手術が保険適用となり術式には選択の幅が出てきた。内視鏡外科手術は整容性に優れ,創部痛が少ない。その一方で技術的に難易度が高く,手術時間が長いことから,若手医師が術者になりにくいという現状がある。
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