特集 高位・中間位鎖肛手術術式の成績と問題点アップデート
肛門挙筋群を温存した術後排便機能の経時的推移の比較検討―特に男児に対する仙骨会陰式とmodified PSARPでの経時的推移の比較―
春松 敏夫
1
,
西田 ななこ
1
,
長野 綾香
1
,
村上 雅一
1
,
杉田 光士郎
1
,
矢野 圭輔
1
,
大西 峻
1
,
山田 耕嗣
1
,
山田 和歌
1
,
川野 孝文
1
,
武藤 充
1
,
加治 建
2
,
家入 里志
1
Toshio Harumatsu
1
,
Nanako Nishida
1
,
Ayaka Nagano
1
,
Masakazu Murakami
1
,
Koshiro Sugita
1
,
Keisuke Yano
1
,
Shun Onishi
1
,
Koji Yamada
1
,
Waka Yamada
1
,
Takafumi Kawano
1
,
Mitsuru Muto
1
,
Tatsuru Kaji
2
,
Satoshi Ieiri
1
1鹿児島大学学術研究院医歯学域医学系小児外科学分野
2久留米大学医学部外科学講座小児外科部門
pp.703-707
発行日 2022年7月25日
Published Date 2022/7/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000000183
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はじめに
直腸肛門奇形に対する肛門形成術はさまざまな術式がこれまで開発・検証されてきているが,施設および時期によって行われてきた術式が異なる場合が多い。当施設では診療科開設以降歴史的に肛門挙筋を温存した仙骨会陰式鎖肛根治術(sacroperineal anorectoplasty:SP法)と肛門挙筋を一部切開するmodified posterior sagittal anorectoplasty(m-PSARP法)を採用している。
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