特集 クローン病小腸狭窄病変に対する内視鏡的バルーン拡張術─基本からピットフォールまで
Ⅱ.クローン病小腸狭窄病変に対するバルーン拡張術(5)施設の工夫 a.キャストフードの有用性
矢野 智則
1
,
坂本 博次
1
,
永山 学
1
,
宮原 晶子
1
,
小黒 邦彦
1
,
北村 昌史
1
,
林 芳和
1
,
砂田 圭二郎
1
,
山本 博徳
1
1自治医科大学内科学講座消化器内科学部門
キーワード:
クローン病
,
小腸狭窄
,
ダブルバルーン内視鏡
,
内視鏡的バルーン拡張術
,
キャストフード
Keyword:
クローン病
,
小腸狭窄
,
ダブルバルーン内視鏡
,
内視鏡的バルーン拡張術
,
キャストフード
pp.208-212
発行日 2020年8月20日
Published Date 2020/8/20
DOI https://doi.org/10.19020/INT.0000000488
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
キャストフードは,狭窄の内径を計測可能とする目盛りが側面に刻まれた先端細径フードである.これを使用することで,無送気でも視野確保が容易で,適切なサイズの拡張用バルーンを選択でき,ガイドワイヤの挿入も容易となり,バルーン拡張後のスコープ通過も容易となる.無送気での腸間膜付着側の病変観察も,透明なフード側面を透して容易に可能であり,有用である.
Copyright © 2020, Nihon Medical Center, Inc. All rights reserved.