特集 クローン病小腸狭窄病変に対する内視鏡的バルーン拡張術─基本からピットフォールまで
Ⅱ.クローン病小腸狭窄病変に対するバルーン拡張術(5)施設の工夫 b.困難症例における工夫
吉田 篤史
1
,
遠藤 豊
1
,
上野 文昭
1
1大船中央病院消化器・IBD センター
キーワード:
クローン病
,
小腸バルーン内視鏡
,
内視鏡的拡張術
,
狭窄
,
オーバー・ザ・ワイヤー法
Keyword:
クローン病
,
小腸バルーン内視鏡
,
内視鏡的拡張術
,
狭窄
,
オーバー・ザ・ワイヤー法
pp.213-217
発行日 2020年8月20日
Published Date 2020/8/20
DOI https://doi.org/10.19020/INT.0000000489
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
内視鏡的バルーン拡張術は,クローン病の小腸狭窄病変に対する治療として症状改善,手術回避に対して効果的であることが証明されている.そのため内視鏡的バルーン拡張術は手術に代わる手段として,国内外の炎症性腸疾患診療ガイドラインでも推奨されている.しかしながら慢性炎症および術後変化による屈曲や癒着から,すべての患者が拡張術の恩恵を受けるわけではない.本稿では,そのような治療困難例に対する技術的な工夫を紹介する.
Copyright © 2020, Nihon Medical Center, Inc. All rights reserved.