特集 クローン病小腸狭窄病変に対する内視鏡的バルーン拡張術─基本からピットフォールまで
Ⅱ.クローン病小腸狭窄病変に対するバルーン拡張術(7)症 例 d.トラブルシューティング─ クローン病の狭窄病変に対するバルーン拡張術にて穿孔をきたした1 例
古賀 章浩
1
,
岸 昌廣
2
,
久部 高司
1
,
八尾 建史
3
,
植木 敏晴
1
1福岡大学筑紫病院消化器内科
2福岡大学筑紫病院炎症性腸疾患センター
3福岡大学筑紫病院内視鏡部
キーワード:
クローン病
,
小腸狭窄
,
穿孔
,
内視鏡的バルーン拡張術
Keyword:
クローン病
,
小腸狭窄
,
穿孔
,
内視鏡的バルーン拡張術
pp.239-243
発行日 2020年8月20日
Published Date 2020/8/20
DOI https://doi.org/10.19020/INT.0000000494
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症例は20 歳代,男性の小腸型クローン病.回腸に口側腸管の拡張を伴う狭窄を認め,内視鏡的バルーン拡張術(EBD)目的で紹介となった.EBD にて拡張術時に穿孔を認め緊急開腹手術となった.切除標本にて2 カ所の穿孔部位を確認しえた.術後経過良好で16 病日目に退院となった.
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