特集 クローン病小腸狭窄病変に対する内視鏡的バルーン拡張術─基本からピットフォールまで
Ⅱ.クローン病小腸狭窄病変に対するバルーン拡張術(7)症 例 a.小腸狭窄病変
遠藤 豊
1
,
吉田 篤史
1
,
鍋田 陽昭
1
,
森川 吉英
1
,
上野 文昭
1
1大船中央病院消化器・IBD センター
キーワード:
内視鏡的バルーン拡張術
,
クローン病
,
小腸狭窄
,
バルーン内視鏡
Keyword:
内視鏡的バルーン拡張術
,
クローン病
,
小腸狭窄
,
バルーン内視鏡
pp.225-228
発行日 2020年8月20日
Published Date 2020/8/20
DOI https://doi.org/10.19020/INT.0000000491
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
本邦では,クローン小腸狭窄の症状改善を目的とした内視鏡的バルーン拡張術(EBD)が多くの施設で行われている.EBD で外科手術回避が可能になるが,定期的な拡張が必要となる症例が多い,腸管穿孔の危険性などのデメリットもある.とりわけ,小腸EBD は内視鏡挿入困難やスコープの安定性不良などから手技の完遂は必ずしも容易ではない.2 回の腸管切除歴のある小腸狭窄に対してシングルバルーン内視鏡を用いたEBD を行い短期症状改善を得ている症例を提示し,適応・拡張術施行時期・手技のコツ・経過観察について解説する.
Copyright © 2020, Nihon Medical Center, Inc. All rights reserved.