特集 大腸内視鏡の話題─機器と挿入法
I.挿入の基本(1)太径スコープ
工藤 豊樹
1
,
豊嶋 直也
1
,
森 悠一
1
,
三澤 将史
1
,
小形 典之
1
,
久行 友和
1
,
林 武雅
1
,
若村 邦彦
1
,
馬場 俊之
1
,
澤田 成彦
1
,
石田 文生
1
,
工藤 進英
1
1昭和大学横浜市北部病院消化器センター
キーワード:
大腸内視鏡挿入
,
軸保持短縮法,太径スコープ
,
3S Insertion Technique
,
hooking the fold
Keyword:
大腸内視鏡挿入
,
軸保持短縮法,太径スコープ
,
3S Insertion Technique
,
hooking the fold
pp.519-528
発行日 2018年11月20日
Published Date 2018/11/20
DOI https://doi.org/10.19020/INT.0000000262
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軸保持短縮法は大腸内視鏡挿入における基本手技であり,とくに太径スコープにおいてはこの挿入法の習得が必須である.初学者は「場を作る」ことの重要性を理解し,「S-top」を正しく見極めることが求められる.さらに「3S Inser- tion Technique」と「S-top をとらえるテクニック(hooking the“S-top”)」は軸保持短縮法の根幹をなす手技であるため,理論を十分に理解し,なおかつ繰り返し体に覚え込ませることが大切である.また補助手段をうまく活用することで腸管に負担をかけずに挿入することが可能となり,これらの手技やコツを習得することが軸保持短縮法上達への近道である.
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