特集 大腸内視鏡の話題─機器と挿入法
I.挿入の基本(2)細径スコープ
五十嵐 正広
1
1がん研有明病院下部消化管内科
キーワード:
全大腸内視鏡検査
,
細径スコープ
,
挿入法
,
用手圧迫
,
ループ解除
Keyword:
全大腸内視鏡検査
,
細径スコープ
,
挿入法
,
用手圧迫
,
ループ解除
pp.529-535
発行日 2018年11月20日
Published Date 2018/11/20
DOI https://doi.org/10.19020/INT.0000000263
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大腸内視鏡検査に使用されているスコープは,通常径(太径),細径,極細径の3型に大別される.細径スコープは,太径スコープに比しS状結腸過長症例,癒着例,やせ型の患者で苦痛が少なく挿入も容易である.一方,太った患者や深 部挿入では太径のスコープに比し挿入性が劣る.細径スコープ使用に当たってはスコープの特性を理解し,デメリットを補うため用手圧迫や体位変換などの補助手段を加えて挿入性を上げることが大切である.
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