特集 あなたの知らないIBD診療の世界
3.合併症と内視鏡・外科的アプローチ(2)小腸検査法とバルーン拡張術
對田 尚
1,2
,
太田 佑樹
1,2
,
齊藤 景子
1
,
加藤 順
1,2
1千葉大学大学院医学研究院消化器内科学
2千葉大学医学部附属病院内視鏡センター
キーワード:
バルーン内視鏡
,
内視鏡的バルーン拡張術
,
クローン病
Keyword:
バルーン内視鏡
,
内視鏡的バルーン拡張術
,
クローン病
pp.441-447
発行日 2023年3月20日
Published Date 2023/3/20
DOI https://doi.org/10.19020/CG.0000002574
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クローン病(CD)症例の半数以上が小腸病変を有しており,CD診療では小腸評価が求められる.CDによる慢性炎症に伴い,経過中に小腸狭窄をきたす症例を認めることから,内視鏡による狭窄評価や時に治療を要することがある.小腸内視鏡を用いたバルーン拡張術は手術に比べると侵襲性が低く,腸管切除による短腸症候群を回避する方法として重要な意義をもつ.
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