特集 腹膜透析患者のキュア&ケアのレベルアップ
[コラム]PD 患者の旅行時の対応
平松 信
1
1岡山済生会外来センター病院腎臓病・糖尿病総合医療センター
pp.1594-1595
発行日 2018年12月10日
Published Date 2018/12/10
DOI https://doi.org/10.19020/CD.0000000743
- 有料閲覧
- 文献概要
ある腹膜透析(PD)患者がアジアに旅行したことがあった.行くときはトランクに透析液を4〜5 日分入れていったが,日ごとに透析液が減っていき,帰る際にはトランクは土産でいっぱいになっていた,と旅の思い出を話してくれた.在宅医療であるPD 療法は,透析施設でなくてもどこでも透析ができることから,また時間的にも比較的融通が利くことから,旅行がしやすい透析療法といえる.しかしながら,安全でトラブルのないように事前の準備と,万が一トラブルが起こった際の対応を患者に教育しておくことは重要である.
Copyright © 2018, Nihon Medical Center, Inc. All rights reserved.