特集 産婦人科医も知っておきたい旅行医学関連の諸問題~東京オリンピック・パラリンピックに向けて
妊婦の旅行時の注意点
山本 祐華
1
1順天堂大学医学部附属浦安病院 産婦人科
キーワード:
妊娠期
,
航空機
,
保険適用範囲
,
旅行医学
,
民間医療保険
Keyword:
Insurance Coverage
,
Pregnancy Trimesters
,
Aircraft
,
For-Profit Insurance Plans
,
Travel Medicine
pp.415-418
発行日 2020年4月1日
Published Date 2020/4/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2020201313
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妊娠中の遠方への旅行は出産前のラストチャンスと外出を試みる妊婦も多い。検討する時期としては妊娠14~28週の安定期、妊婦が負担を感じない方法での移動を考慮する。飛行機は有意に血栓症のリスクを増加させる。妊娠中に適用となる保険も限られているため、事前準備が必要である。遠方での不慮の出来事で入院となることもあり、そのリスクを理解したうえで責任ある行動が望まれる。
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