投稿論文 原著
持続大腿神経ブロック用カテーテルの留置位置に関する研究
町野 麻美
1
,
若松 正樹
,
開田 剛史
,
森 康一郎
,
廣崎 早江子
,
高橋 愛
,
白 晋
,
東 翔一郎
1労働者健康安全機構中部労災病院 麻酔科
キーワード:
留置カテーテル
,
関節可動域
,
膝関節
,
術後痛
,
神経ブロック
,
大腿神経
,
準ランダム化比較試験
,
膝関節置換術
,
変形性膝関節症
,
Ropivacaine
,
視覚アナログ尺度
Keyword:
Knee Joint
,
Range of Motion, Articular
,
Nerve Block
,
Pain, Postoperative
,
Ropivacaine
,
Femoral Nerve
,
Catheters, Indwelling
,
Controlled Clinical Trials as Topic
,
Arthroplasty, Replacement, Knee
,
Visual Analog Scale
,
Osteoarthritis, Knee
pp.771-776
発行日 2020年7月10日
Published Date 2020/7/10
DOI https://doi.org/10.18916/J01397.2020297647
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膝関節全置換術(total knee arthroplasty:TKA)後の持続大腿神経ブロック(continuous femoral nerve block:CFNB)について、カテーテルの至適留置部位を検討した。41症例のTKA患者にエコーと神経刺激装置を用い、needle-over cannula型カテーテルを鼠径部大腿神経下面の内側(M群19名)か外側(L群22名)に挿入した。CFNBは術後3日間行った(0.125%ロピバカイン4ml・hr-1)。術後の視覚アナログスケール(visual analogue scale:VAS)値、鎮痛薬必要量、膝関節可動域に両群で有意差はなかった。大腿神経下面の内側か外側かにカテーテルを置くCFNBでは、術後の鎮痛と筋力低下に優劣を認めなかった。
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