投稿論文 症例
成人重度漏斗胸にNuss法による胸郭形成術と心臓外科同時手術を行った1例
宮本 大
1
,
門松 香一
,
高木 信介
,
山口 裕己
1労働者健康安全機構東京労災病院 形成外科・美容外科
キーワード:
胸郭成形術
,
三尖弁
,
三尖弁閉鎖不全症
,
心エコー図
,
心臓外科
,
心房細動
,
僧帽弁閉鎖不全症
,
漏斗胸
,
僧帽弁形成術
,
メイズ手術
,
胸骨挙上術
,
胸部CT
,
三尖弁形成術
,
腹部CT
Keyword:
Atrial Fibrillation
,
Echocardiography
,
Funnel Chest
,
Thoracoplasty
,
Mitral Valve Insufficiency
,
Cardiac Surgical Procedures
,
Tricuspid Valve
,
Tricuspid Valve Insufficiency
,
Maze Procedure
,
Mitral Valve Annuloplasty
pp.1571-1577
発行日 2020年12月10日
Published Date 2020/12/10
DOI https://doi.org/10.18916/J00398.2021099941
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57歳男性。生下時より漏斗胸を認めたが無治療であった。今回、起座呼吸を主訴に近医を受診し、心不全の増悪を指摘され、当院へ紹介となった。既往歴および入院時検査所見より重度漏斗胸に僧帽弁閉鎖不全症、心房細動、心不全を合併した非Marfan症候群と診断され、Nuss法による胸郭形成術と心臓外科手術(Maze手術+僧帽弁輪形成術+三尖弁輪形成術)の同時手術が行なわれた。その結果、術後は胸郭変形および心機能の改善が得られ、経過良好にて術後27日目に退院となった。
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