特集 不妊と不育の新たな課題
4. ART における低卵巣刺激法と調節過排卵刺激法の違い
加藤 恵一
1
1加藤レディスクリニック(院長)
pp.1801-1806
発行日 2017年12月1日
Published Date 2017/12/1
DOI https://doi.org/10.18888/sp.0000000252
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
ART のための卵巣刺激法は低卵巣刺激法と調節過排卵刺激法に大別されるが,それぞれの特徴を理解して排卵誘発を行うことが重要である。排卵誘発時に下垂体機能の抑制を行うか否かが最も大きな違いであり,結果として排卵誘発剤の投与量,発育卵胞数や回収卵子数などの臨床成績が異なってくる。また患者に対する身体的な負担や,OHSS などの副作用頻度にも違いが生じてくる。本論文では刺激法の実際とその特徴について解説する。
Copyright © 2017, KANEHARA SHUPPAN Co.LTD. All rights reserved.