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6.生殖補助医療
調節卵巣刺激法の種類と特徴
桑原 章
1
1徳島大学病院産科婦人科
pp.208-214
発行日 2016年4月20日
Published Date 2016/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1409208719
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Point
◉ARTにおける調節卵巣刺激法は大別して,自然周期,クロミフェン(CC)周期,FSH(hMG含む)周期,CC+FSH周期,FSH+GnRHアゴニスト周期,FSH+GnRHアンタゴニスト周期,その他がある.
◉採卵数7個程度以上を目標とする標準的調節卵巣刺激法では,FSH製剤の連日投与が必要であり,ほとんどの周期で,刺激中の早発LHサージを抑制するためにGnRHアゴニストまたはGnRHアンタゴニストが併用される.
◉低刺激法にはCC,アロマターゼ阻害薬,FSH製剤とGnRHアンタゴニストを組み合わせた多様な方法があり,症例ごとに適切に選択する必要がある.
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