症例
小児用プロテイン製剤によりアナフィラキシーを呈した1男児例
竹村 豊
1
,
井上 徳浩
1
,
有馬 智之
1
,
益海 大樹
1
,
山崎 晃嗣
1
,
長井 恵
1
,
宮崎 紘平
1
,
竹村 司
1
1近畿大学医学部小児科学教室
キーワード:
牛乳アレルギー
,
アナフィラキシー
,
プロテイン
,
食物経口負荷試験
,
経口免疫療法
Keyword:
牛乳アレルギー
,
アナフィラキシー
,
プロテイン
,
食物経口負荷試験
,
経口免疫療法
pp.715-718
発行日 2017年7月1日
Published Date 2017/7/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000000067
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牛乳は日本の即時型食物アレルギーのアレルゲンとして,卵に次いで多い食品である1).その多くは乳児期に発症し,3 歳までに約60%が自然耐性を獲得することが知られている2).しかし,一部は学童期以降にも耐性を獲得せず遷延する例もある.耐性化を困難にする因子として,牛乳特異的IgE 高値,皮膚プリックテスト膨疹径が大きいことなどが知られている3).
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